Media Release 2021/06/22

maxon、2020年も安定した業績を達成

KWB_EE_Medienmitteilung_2021
取締役会長カール・ヴァルター・ブラウン(左)とmaxonグループCEOオイゲン・エルミガー Copyright: 2021 maxon

ザクセルン/オプワルデン州 - スイスのザクセルンに本社を置くmaxonグループは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により厳しい市況であった2020年度も売上高をほぼ維持することができました。売上高は前年度の5億6780万スイスフランに対し、5億5350万スイスフランでした。自動車業界と航空業界での売上高は減少しましたが、コロナとの戦いに使われる高精度ラボオートメーションや人工呼吸器のドライブの需要が大きく伸びたため、減少分も大部分を穴埋めすることができました。この迅速な転換は、経営陣と従業員の高い柔軟性とプラグマティズムによって実現しました。また、2020年のあらゆる危機をものともせず、maxonは新しい工場や機械、設備に5030万スイスフランにのぼる投資を行いました。  キャッシュフローは前年度の4490万スイスフランに対し、3710万スイスフランとなりました。maxonグループは世界中にある9か所の生産拠点で3059人の従業員を擁しています。    

Braun_2021
Elmiger_2021
maxon_production
Braun_2021
Elmiger_2021

Karl-Walter Braun, chairman of the board of directors. Copyright: 2021 maxon

1/3

「2020年は当社にとって、これまでに経験したことのないジェットコースターのような年でした」。maxonグループの主要株主であるカール・ヴァルター・ブラウンはこう述べています。「当社がパンデミックを乗り越えることができたのは、グローバル展開の基盤があったから、そして世界中のさまざまな市場や分野に従事しているお客様のおかげです」。また、ロックダウン中でもmaxonは世界中のサプライチェーンを維持することができました。「十分に張り巡らされたグローバルなバリューチェーンを持ち、世界中の取引先とつながりを持つことでどれほどレジリエンスが高まるのか、改めて証明された結果となりました」とカール・ヴァルター・ブラウンは話します。 

昨年は、研究開発部門(R&D)と販売部門には特に厳しい課題が突きつけられた年でした。「一方では顧客と直接コンタクトをとることができず、もう一方では、技術的な実現可能性や納期についてサプライヤーと直接会って話すことも難しい。そういう状況でした」。maxonの研究開発部には世界中で約330人が従事しており、約3500万スイスフランの投資が行われています。 

高い革新力を維持

この困難な状況においても、maxonは高精度ドライブシステム技術に関する分野でいくつかの新製品を市場に投入しました。医療用ロボット向けのマイクロモーターや、高ダイナミックな位置決めタスク用の多軸コントローラーなどです。「その中でも特に注目されたのが、maxon BLDCモーターを搭載したローバー『パーサヴィアランス』が初飛行した火星探査と、6台のmaxonモーターを搭載した火星ヘリコプター『インジェニュイティ』の飛行の成功です」。maxonグループのCEOであるオイゲン・エルミガーが言います。「インジェニュイティの飛行の距離、高さ、時間の長さに関しては、すべての期待をすでに上回っています」。 

maxonは地球上でも革新力を発揮しています。例えば、医療分野では、顧客と協力しながら心臓病患者の早期回復に役立つ低侵襲大動脈ポンプの開発に取り組んでいます。イントラロジスティクス分野では、AGV(無人搬送車)用のインテリジェントなモーションコントロールソリューションへの需要が高まっています。それと同時に、ドライブスペシャリストであるmaxonは、この数か月間でeモビリティ向けの新製品を開発しました。この夏、maxonはミッドマウントモータ、内蔵バッテリー、操作ユニットから構成される、外からは電動であることが分からない軽量なeバイクシステム、BIKEDRIVE Airを発表します。重量はわずか3.5 kgで、自転車メーカーはこのeバイクシステムをスタイリッシュなフレームにそのまま組み込むことができます。このeバイクシステムは、自転車メーカー限定で世界中で販売されます。

確信を持って未来へ 

maxonは今年度の業績に満足しています。しかし、注文数が増加して、サプライヤー側の供給が限界に達しているとオイゲン・エルミガーは述べています。「その結果、当社でも製品供給のボトルネックが生じるおそれがあります」。このような状況から、maxonでは今後もシステムサプライヤーに向けた取り組みを続けていきます。「お客様が、広義でのドライブシステム技術に必要な要素すべてをワンストップで揃えることができるようにすることを目指します。モータ、ギアヘッド、電子回路、モーター制御ユニット、プラグインソリューションを含むすべてを当社で提供することになります」。オイゲン・エルミガーはこう説明します。「さらに、私たちはドライブシステム技術のデジタルリーダーになるべく、全力で取り組んでいきます」。