コンパクトドライブ

損傷を避けるために、IDXドライブには2台の統合式温度センサが装備されています。1台はモータ巻線に、もう1台は電子回路に配置されています。異常が生じた場合、モータはハウジング全体を過熱させることなく、自動ディレーティングによって即座に保護されます。

モータ、ギアヘッド、制御ユニット、ブレーキは、IDXのために完璧に相互調整されています。高トルク密度と低騒音を重視して特別に開発されたmaxon GPXギアヘッド、統合コントローラによって制御されるブレーキ、および適切なケーブルアクセサリにより、IDXはすぐに使用できるコンパクトなドライブソリューションとなっています。

IDXには、産業規格に準じたCANopenまたはEtherCATバスインターフェースが装備されています。設置時間を最小限に抑えるため、maxonは納品前にIDXドライブを事前に構成した上で納品しています。 

これらのドライブは、maxonの制御ユニットに合わせて最適に適合することができます。また、maxon EPOS Studioソフトウェアを使って簡単にコミッショニングできるUSBポートも装備されています。さらに、リアルタイムデータ交換を必要としない用途では、WindowsまたはLinuxシステム環境からCANopenまたはUSB経由でIDXを操作することも可能です。

多様なマスターシステムへのスマートな組み込みを可能にするために、maxonは広範なEPOSコマンドライブラリをお客様にご提供しています。

maxonは、基本的にモジュール式ドライブシステムをご提供しています。すべての必要なパラメータは、注文時にオンラインコンフィギュレータを使用して設定します。モータとギアヘッドの仕様の選択から適切なアクセサリまで、システムをそれぞれの用途に合わせて調整することができます。この画期的な構成ツールは、市場で唯一無二のサービスとなっています。