Media Release 2020/04/27
医療用ロボットと多軸システムのための新しいミニドライブ

2020年春、maxonはブラシレスDCモータ、ギアヘッド、エンコーダなどの、カスタマイズ可能なドライブシステム ECXシリーズのラインナップをさらに拡充します。位置制御ユニットにおいても、マイクロ分野に新製品が登場します。
ECXシリーズに、maxon ECX SPEED 4が加わります。 直径4mmのコンパクトかつパワフルなドライブシステムは、特に医療技術分野で大いに活躍することでしょう。 ブラシレスDCモータは、長さMとLをご用意しており、回転数は最大50,000 rpmに達します。 この製品に適した新しいギアヘッドはGPX 4 Cで、2段、3段、4段のバージョンをご用意しています。 GPXプラネタリギアヘッドは、歯車の噛み合わせにおける圧力角が最適化されたことにより、さらに長い寿命を達成します。
市場最小のエンコーダ
付属のインクリメンタル・エンコーダENX 4 MAGは、例えば外科用ロボットなどに使用されるドライブシステムの可能性を広げます。 MAGは、磁気(マグネティック)を表しています。このサイズのクラスでは、エンコーダENX 4 MAGは市場初です。 本品は、一回り大きい仕様のモデルENX 6 MAGやENX 8 MAGと同様の磁気原理を使用しています。
maxon ECXシリーズに新登場のドライブシステムは、4月中旬に発売され、簡単にオンラインでカスタマイズでき、最短で11営業日以内に出荷可能です: shop.maxongroup.co.jp
最高の電力密度を誇る制御ユニット
もう一つの新製品は、EPOS4 Micro 24/5 位置制御ユニットのEtherCATバージョンです。この制御ユニットの機能性、操作性、ソフトウェア、アクセサリーは既存のEPOS4製品から派生したのです。 本品は、ブラシ付きDCモータおよびブラシレスECモータの120Wまでの連続出力に適しています。 さらに、ホールセンサ、デジタルインクリメンタル、SSIアブソリュートエンコーダなどの豊富なフィードバックオプションがあります。 その非常にコンパクトな設計により、モーションコントローラは、小型機器やロボットシステムなどの、1軸および多軸システムへの統合に最適なソリューションと言えるでしょう。
新しいマイクロサイズに続いて、2020年夏には、極めてコンパクトで、すぐに接続可能な3軸位置制御ユニットEPOS4 Compact 24/5 EtherCAT 3-axesが登場する予定です。 EPOS4 Micro上に構築された3軸位置制御ユニットでは、小型サイズであると同時に高度な機能を有する多軸ソリューションをご覧いただけるはずです。