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maxonとFourier Intelligence社がチームを結成


maxonグループとFourier Intelligence社が、包括的な戦略的パートナーシップの締結を発表しました。maxonの高精度ドライブシステムとスタートアップ企業Fourier社のリハビリテーションロボットを組み合わせることで、リハビリ患者のための新しいテクノロジーの実現が期待されます。
プレスリリース、2021年1月11日
リハビリテーションサービスやヘルスケアの分野では、テクノロジーの果たす役割がますます重要になっています。そのため、臨床医、エンジニア、企業は、患者の要望に最適な形で応えることができるテクノロジーを搭載したソリューションの開発を加速する必要性を明確に認めています。ドライブシステムのスペシャリストであるmaxonと、外骨格ロボットやリハビリテーションロボットを手掛けるスタートアップ企業Fourier Intelligence社のパートナーシップも、こうした目的のもとに生まれました。両社は互いのノウハウを結集し、業界をリードする患者治療のテクノロジー製品およびプラットフォームの開発に取り組んでいます。2020年12月に両社は基本合意書に署名し、パートナーシップを正式に締結しました。
「最新のリハビリテーションロボットとテクノロジー製品の連携に関するFourier社の考えは、高精度のドライブシステムで世界を少しでも良くしていこうというmaxonの企業哲学と絶妙にかみ合っています」。こう述べているのは、maxonGroupのCEO、オイゲン・エルミガーです。
すでにFourier社は、自社の外骨格ロボットExoMotus X2にmaxonの BLDCモータを採用しています。また今後は、外骨格システムやロボットシステムの研究開発に使われるオープンプラットフォーム、Exoskeleton & Robotics Open Platform System (EXOPS™) にもmaxon製品が採用されることになっています。モータ、ギアヘッド、エンコーダ、制御ユニットを使ってカスタマイズされたmaxonの多様なドライブシステムが、リハビリサービス用ロボットソリューションの開発に携わるエンジニアに提供されることになります。
「maxonとのパートナーシップにより、私たちは変革的な次世代のテクノロジー製品やプラットフォームの構想、設計、構築の基礎となる、最高のテクノロジーポートフォリオを提供できるようになります」。Fourier Intelligence社の共同創設者であり副CEOであるツェン・コー氏はこう述べています。「私たちは一つのチームとして一丸となり、リハビリ技術の可能性を最大限に引き出して、患者の方々が早く回復できるよに努める所存です」。