Young Engineers Program

効率的な車両の制動力

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TUfast Eco Team は、高効率の電気自動車を毎年設計・製造する、約 40 人のメンバーで構成された学生チームです。2016 年、チームはプロトタイプ「eLi14」により、レギュラーガソリン (オクタン 95) での航続可能距離 10,957.02 km/L に匹敵する、1,232.27 km/kWh という最も効率的な電気自動車の世界記録を樹立しました。このチームは 2017 年には、初代アーバンコンセプトカーである muc017 を製作しました。このカテゴリーでは、市街地での運転が可能な車両のコンセプトの確立を目的としており、荷物、照明、直立した座席位置などのためのスペースの確保が求められます。


TUfast Eco チームは、2018 Shell Eco-marathon Europe へ参加するために、自動運転機能を備えたまったく新しいアーバンコンセプト muc018 を製作しました。この競技に参加するには、サーキットでのトラックドライブなど、克服しなければならないさまざまな課題があります。maxon のブレーキは、こうした課題にあたって、車両を安全に停止するために必要となっています。


特に「パーキングチャレンジ」の課題では、ブレーキの優れた機能性が求められます。この課題では、前方に駐車エリアが設けられた青いパーキングブロックを検出する必要があります。検出後、車両はこのエリアに移動し、ブロックのできるだけ近くで完全に停止することが求められます。この課題を達成したのは、私たちのチームだけでした。パーキングブロックは下り坂になっているトラックの一部に配置されていたため、困難な課題であったといえます。他のチームの車両は、停止に十分なブレーキ力を発揮することができませんでした。

このブレーキシステムは、ブレーキペダルを引き込むセラミックギアボックスが取り付けられた maxon RE モータをベースに設計されました。この設計により、自律システムの効率化の重要な課題である軽量化の問題は完全に解消されています。モータは ESCON コントローラによって駆動されます。それにより、ドライブデバイスを簡単に調整し、リアルタイムコンピューターと統合することが可能です。このブレーキシステムは、非常に効果的ながら、簡単に調整できることも実証されています。
muc018 自動運転部門責任者、Maximilian Mühlbauer 氏

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