4/1/2024

maxon、SPS 2023で5つの新製品を発表

maxonがニュルンベルクの見本市にて5つの新製品を発表します。まず最初にご紹介するハイライトは、IDX 56産業用モータにアングルギアヘッドとアブソリュートエンコーダを組み合わせたものです。さらに次世代サーボコントローラESCON2モジュール60/30を発表します。滅菌処理対応で高トルク、カスタマイズ可能なギアヘッドGPX HPも発表します。EC frameless DTモータのレンジの拡充、そしてmaxon EC-i 40およびEC-i 52モータにも対応可能の光学式エンコーダTSX RIOが加わります。

IDX 56 with the GB12 gearhead from Parvalux

GB12ギアヘッドおよびENX 22 EMTエンコーダ搭載のIDX 56ドライブ

内蔵型マルチターンアブソリュートエンコーダENX 22 EMTが、IDX産業用モータに確かな記憶力を付与します。電源がオフになっていても、バッテリー非搭載のこのエンコーダは位置をメモリに保存し、スイッチをオンするとリファレンス運転なしで再びその位置を再現できます。このエンコーダの分解能はマルチターンでは16ビット、またはシングルターンでは17ビットです。さらに、Parvalux製アングルギアヘッドGB12との組み合わせることで、最大30 Nmの連続トルク、または48 Nmのピークトルクを備えたパワーパッケージを実現します。

 

ESCON2モジュール60/30サーボコントローラ

ESCON2モジュール60/30は、最新のESCON2サーボコントローラシリーズの最初のバージョンです。最大1,800 Wの連続出力、CAN-Busインターフェース、I/Oコントローラとフィールド指向制御 (FOC) を備えた次世代製品だといえます。高い出力密度、さまざまなフィードバックオプションに制御インターフェースにより精巧でユーザーフレンドリーなモーション制御が可能です。

 

このモジュールはESCON2 Compact 60/30として標準仕様の産業用コネクタですぐに使用できます。新開発の「Motion Studio」では、より簡単になったカスタマイズと自動チューニングで、maxonコントローラをご使用になるすべてのお客様をサポートしています。 

 

滅菌対応のGPX HPギアヘッド

GPX HP STESギアヘッドは、滅菌可能なmaxon製品群の最新製品です。直径16 mm22 mmのサイズ展開があり、密閉システムを装備しています。現在販売している滅菌対応ギアヘッドよりもさらに高いトルクを実現します。こうした特性により、高トルクかつ滅菌対応のECXモータとの組み合わせに最適です。このコンビネーションは、特に医療用ハンドツールや外科手術の分野で新しい可能性を開いています。

 

 

 

光学式エンコーダTSX RIO

maxon EC-i 40 および EC-i 52 モータと組み合わせることで、最高の位置決め精度を実現する光学式エンコーダ TSX RIO を発表します。直径40 mmのハウジングで保護されたこのエンコーダは、1回転で524,288カウントの分解能を持つインクリメンタル仕様、または21ビットの分解能を持つアブソリュート仕様という2種類のバージョンからお求めいただけます。

 

フレームレスプラットフォーム「ダイナミックトルク」の拡張

高い評価を受けた直径50 mmおよび85 mmEC frameless DTモータに加えて、maxonは直径38 mmおよび65 mmのバリエーションでラインナップを拡張しました。ダイナミックドライブはベアリング無しで納品され、そのままアプリケーションに直接組み込むことが可能です。最大連続トルク200 mNmまたは1.2 Nmで、特にロボット工学をはじめとするさまざまな分野で求められるような、パワフルなシステムが実現可能です。必要に応じて、これらのドライブには、1回転で最大2,560カウントの分解能を提供するTSX MAGエンコーダを装備できます。

 

maxonは、20231123日~25日にニュルンベルクで開催されるSPSにてこれらの新製品を発表します。

詳細については、maxonメディア室までお問い合わせください:
Urs-Ueli Schorno, media@maxongroup.com +41 41 662 43 81

 

画像:左は、Parvalux社のGB12ギアヘッドを搭載したIDX 56。その隣は、新発売のESCON2 モジュール Compact 60/30を搭載したサーボコントローラです。

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